一見、平屋のように見える二階建ちの大屋根造り。建物の上下を焼杉板とガルバニウム金属サイディングで張り分けました。お家の形と木目と色のトーンの調和が絶妙です。

　屋根形状の傾斜をLDKの一部の天井、２階洋室の天井に勾配天井として取り入れました。それによってリビングはより明るく開放的な空間に、２階洋室は勾配天井に加えてロフトスペースも設けてワクワクする空間に仕上がりました。

　家事動線、要所要所の収納にもこだわり、できるだけ空間に物を置かない、散らからない暮らしを実現。専用の室内干し部屋を設けるのではなく、洗濯機の上にガス衣類乾燥機「かんた君」を設置される事をご提案させて頂きました。洗濯に要する時間の感動的な時短、ガスだからこその早くて（乾燥時間４０分程度）ふんわりとした乾き心地に大満足を頂いています。

　電動ソファー付属のアダプタ等配線を床にすっきり収納する、そんな細部に至る部分まで技と魅力が詰まっています。コンパクトに見えても必要な部屋数や収納はしっかり確保しつつ、要所に開放的な造りを取り入れ光もしっかり差し込む。暮らし心地の良いお家となりました。