こんにちは、スーパーサブの坂根です😁
今年も残り10日余りとなり気ぜわしさを感じる時期ですね😅
もう年賀状は書かれましたか?
今は、ラインなどで年始の挨拶を簡単に済まされる方が多く、
年賀状の需要も年々減ってきているようですね
そんな貴方はライン派
それとも年賀状派どちらでしょうか?
さて前回、地名の件で飛ばしました
地盤調査のボーリング試験について今日は書かせて頂きます。
これは最も基本的な調査方法で、
大規模な建物を建てる際に利用する事が多いのですが、
コストが高いため住宅ではあまり採用されません😱
ただしこれは地耐力(地盤の強さ)を算出する
N値という値を調べられるので説明します。
機械は鉄製のボーリングロッドの先端に土を採取するための
試験用サンプラーを取り付けたものを使います。
ボーリングロッドの上に63.5Kgの重りを
自由落下させて地盤に打ち付けていきます。
ロッドが土の中を30Cmめり込んでいくまでに
要する打撃数をN値と呼びます。
打撃数を測る作業を深さ1mごとに繰り返しながら、
深さ10mから30m程度まで削孔しながら試験していきます。
同時に試験用サンプラーで土を採取して、
砂質土か粘性土かといった土の性質を調べます
土質をきちんと調べられるという点が
何よりも大きなメリットです🙆♂️
下の図のような感じです😃
こうして得られたN値と土質をもとに
決められた算定式に基づいて地耐力を求めます。
建築基準法では、
地耐力30KN/㎡以上ある場合は
建物の基礎は布基礎、べた基礎、杭基礎の
どれを選択してもいいと定めています。
20KN/㎡以上30KN/㎡未満なら
布基礎はダメでべた基礎か杭基礎。
20KN/㎡未満しかない場合には、
杭基礎を採用しなければなりません。
この様に地耐力を求め、基礎の形状を決めるために
必要な情報を得られるボーリング試験ですが、
先にも記載したように大掛かりな調査になるのが難点です🙏
作業スペースは縦横3,4mほど必要で、
既存の建物なんかがあれば調査できずに
建物解体後に行うケースが多くなります
作業には1日から数日を要し、
調査費も10m掘る毎に15万円程度かかります
こうした条件から調査個所は一般的に一か所だけとなるので、
敷地内での地盤の様子が異なる場合はその変化を調べる事はできません。
また作業音が大きいのも住宅街の中で調査をする難しさにもつながります。
63.5Kgという重量のある重りを落とすので
ごく軟弱な地盤の強さを正確に見極められないという弱みのあります。
こうした点から住宅では、2週間前に説明した
スウェーデン式サウンディング試験(SWS)を
採用するのが一般的になっています👌🏾
この様に地盤調査にも一長一短があることを覚えておいて下さい
ではまた次回をお楽しみに( ^^) _U~~