見た瞬間に「かわいい〜」と言いたくなる、南欧風の素敵なお家が完成しました。奥様のセンスとお好みで思い描かれた「かわいい」が詰まったお家。南欧風のピンクっぽいレンガ、テラコッタタイル、白い壁…こういった素材が似合う外観にしたい、という思いを形にしていきました。
　玄関を入ると白い木目の腰板とアンティーク調の扉。洗面やトイレにはおしゃれなクッションフロアがあしらわれ、毎日が楽しくなりそうなデザインです。もちろん機能性も重視して、洗濯物をサンルームにすぐに干せるよう、できるだけ短い導線を描いています。
　そしてリビング。こちらのお家は狭小地で、小さく、縦長の土地形状であることから、家の「広さ」を確保することが最大の課題でした。それでもお子様がいらっしゃるご家庭なので、「お子様が走り回れるくらいの広いリビングをなんとか実現しよう」ということで設計。そこで小上がりの畳スペースをご提案し、簡易間仕切りにすることで接客にも使えて、必要なら開放して広々とできるようにさせていただきました。またアップライトのピアノをお持ちで、リビングに据えてしまうと存在感がありすぎることから、階段下に収まるよう考案しています。
　キッチン横には、お子様が勉強などに使えるスタディコーナーと、奥様手づくりのプリント収納コーナー。素敵な柄の布が壁に貼ってある？と思いきや、開くとコルクボードになっているアイデア品です。
　階段を上がると、大工さん手作りのニッチ本棚、お家の中がプチ図書館に。また２階に２つある子供部屋には屋根形状を活かしたロフトスペース。そのままだとデッドスペースになってしまう部分を、物置やお子様の秘密基地的に使っていただけるよう、ご提案したものです。ここの天井の壁紙が、またかわいい！生活の中に、いつもウキウキするようなポイント満載の「かわいいが詰まったお家」です。